HOME > 研究内容紹介 > 分子標的治療の開発
  • 募集・お問い合わせ
  • 研究年報・実績
  • 研究内容紹介
研究内容紹介
  • 研究内容TOP
  • 造血制御機構の解明
  • 新しい細胞治療法の開発
  • 分子標的治療の開発
  • 細胞プロセシングの基盤整備
  • 輸血医学検査法の開発
分子標的治療の開発
造血器悪性腫瘍の治療成績向上を目指して
慢性骨髄性白血病は染色体転座によって生じたBCR/ABL融合遺伝子が原因となった造血幹細胞
レベルの疾患です。イマチニブ(Imatinib mesylate)はABLチロシンキナーゼを特異的に阻害す
る化合物であり、慢性骨髄性白血病の特効薬として期待されました。
ところが、治療効果を維持するためには投与を継続する必要があること、治療経過中に薬剤耐
性となる症例が出現することが明らかとなりました。
私たちは慢性骨髄性白血病の根治を目指すために、分子標的治療耐性メカニズムの解明と克服、
イマチニブに代わる分子標的治療の開発に取り組んでいます。これまでに、耐性の原因となる
BCR/ABL融合遺伝子点突然変異を迅速に検出する検査法の開発、低酸素環境に存在する薬剤抵
抗性の慢性骨髄性白血病幹細胞の発見に加え、新たな薬剤として新規チロシンキナーゼ阻害剤、
低酸素特異的細胞毒素であるRakicidin A、Glyoxalase-I 阻害剤、Wnt/β-cateninシグナル阻
害剤などを開発し、有効性を確認しています。慢性骨髄性白血病以外にも多発性骨髄腫をはじ
め、肺癌、膀胱癌などさまざまな悪性腫瘍に対する分子標的治療の開発、耐性の原因となる腫
瘍の微小環境の同定や腫瘍幹細胞の根絶などの課題に取り組んでいます。
[参考文献]
Blood 2010 Sep 23;116(12):2089-95.
Cell Death Differ 2010 Jul;17(7):1211-20.
Clin Cancer Res 2009 Apr 15;15(8):2731-8.
Cell Death Differ 2008 Nov;15(11):1712-22.
Cell Death Differ 2007 Sep;14(9):1667-77.
Blood 2007 Jan 1;109(1):306-14.
Blood 2005 Dec 1;106(12):3948-54.
J Clin Invest 2005 Apr;115(4):978-85.
back to top